酒ハンドレッドは胡散臭い?調べてわかった10のこと

SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)|そのすべてが満ちていく。

出典:SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)|そのすべてが満ちていく。

100年先にも誇れる日本酒を届けるブランドとして2018年に創業した日本酒ブランド『酒ハンドレッド』は、日本酒業のグローバル展開を目指し、代表的な商品『百光』の価格は4合瓶で約3万8,500円とかなり高めの日本酒をはじめ、なかには20万円近い高価格帯の日本酒も取り揃えています。

酒ハンドレッドで販売する商品は全て、株式会社Clearと酒蔵で共同開発するオリジナル日本酒として、品質にも優れた高価格なプレミアム日本酒だけを販売しています。

『100年誇れる1本』をテーマに掲げる高級日本酒ブランドであり、低価格帯であった日本酒市場に新たな価値を生み出しました。

また、海外のコンテストで数々の賞を受賞し、世界的にも評価が高まっているなかで、酒ハンドレッドは「胡散臭い」「まずい」との声もありましたので、何故そのように言われているのか理由を調べてみました。

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酒ハンドレッドが胡散臭いと言われる理由を考察

価格が高い

酒ハンドレッドの日本酒ブランドの価格は高価格帯ばかりの商品を取り扱っています。

高価格帯の商品があることで日本酒全体の価値を引き上げるという考え方もあるようで、稀少価値観をクローズアップした販売戦略により『ラグジュアリーブランド』として高価格帯の日本酒を造りあげ提供しています。

しかし、価格帯が高い日本酒に対して購入できる人はごく一部であり、完売が続いている日本酒『百光』は本当に美味しいのか、といった疑問の声があり、「高くて買えないから本当に上質なものなのかさえ分からない」といった声もあります。

第一印象としては高すぎる、といった声がたくさんありますが、酒ハンドレッドのブランドは、特別な瞬間にふさわしい未来への光を表現する銘柄として造られているため、贈答品の商品としては大変喜ばれる贈り物として評価は高いようです。

手に入りづらい

酒ハンドレッドブランドの日本酒のなかで人気なのが『百光』という日本酒で、販売本数500本に対して2万件の応募が殺到するなど、入手困難な上に現在は販売されておらず、入手が難しい状態でもあります。

そのため、ネットショップで転売されている価格がプレミアム価格にもなっており、値段に値するお酒なのか疑問の声もあります。

安易に味わえない日本酒であり、入手も難しいとなると簡単に評価はできませんし、「完売を呼び込んで煽る新種のマーケティング手法」との否定的な口コミも見られました。

しかし、人気商品の再販情報は酒ハンドレッド会員のお客様に優先して案内できるようにしているため、もし購入を考えているのであれば、会員登録し商品の販売情報を受け取ることも可能です。

また、新たに百貨店にて商品の店頭販売も始めるなど、購入できる手段は広がりつつありますので、入手できる可能性は高くなっていると思います。

広告が胡散臭い

酒ハンドレッドブランドの主力商品である『百光』の広告が目立ち、「実際には売れ残っているのでは」「完売確実なら宣伝しなくてもいい気がする」といった口コミがたくさんあり、あまりにも出てくる広告に胡散臭く感じるようです。

それに加えて、『幻の銘酒』『3日で完売』といったキャッチコピーにも否定的な感情が出ているように感じます。

しかし、酒ハンドレッドブランドはお酒の持つ豊かさ、価値を力強く発信し届けたいという思いから伝える事にも力を入れているようです。

そのため、日本酒が造られた背景やストーリーを伝え、新たな価値を提供したいという理念のもと、広告を通してメッセージを発信しているようにも感じます。

ベンチャー企業であるマイナスのイメージ

ベンチャー企業にはWeb系やIT系といったよくわからないジャンルの企業が多いことで、ベンチャー企業というだけでマイナスのイメージを持つ人がほとんどではないでしょうか。

現に、酒ハンドレッドブランド創業者の生駒氏は「スタートアップの急成長というのは常に胡散臭さとの戦いになる」と伝えています。まだ他にない日本酒の可能性を追求していく新規事業であるため、胡散臭く感じてしまうのかもしれません。

日本酒らしさがない

酒ハンドレッドブランドである『百光』の口コミで、「飲みやすいけど個性がない」「日本酒らしさがない」といった意見が見られました。

日本酒ファーストの中には好みの問題もでて意見が分かれるかもしれませんが、日本酒にしては飲みやすいという点では評価は高いようです。

また、私自身が日本酒独特の味に苦手意識を持っていますので、「初心者でも飲みやすかった」という口コミがほとんどであった日本酒の百光に、もし機会があれば味わってみたいものです。

ブランドが若い

高級品マーケットが成立できていなかった日本酒市場において、価格的に世界から評価されより愛されるために立ち上げた酒ハンドレッドブランド。商品ごとに異なる酒蔵と共同開発を行い、日本酒の産業活性化に貢献しています。

しかし、創業間もないベンチャー企業として「まだまだ若すぎる」との意見もあり、伝統産業である日本酒ブランドとして価格帯だけでなく、歴史や時間も大きな要素として含まれるとして考える方もいるようです。

100年続く老舗としてラグジュアリーブランドを確立させていきたいという思いで創業しており、今はブランドの土台作りとして奮闘していると思いますので、今後の事業展開に期待できる企業ではないでしょうか。

酒ハンドレッドは胡散臭くない!その理由は…?

世界的に高い評価を受けている

2019年にロンドンで開催された世界的なワインの品評会IWCのSAKE部門で1500銘柄の中からゴールドメダルを受賞しています。

他にも様々な品評会で多くの賞を受賞し、日本酒の世界的評価を確固たるものにしたのが『百光』であり、ワインやビールに比べて日本酒の知名度がまだ低い中で、世界的にも高い評価を受けています。

また、酒ハンドレッドの日本酒ブランドの8銘柄すべて入賞するなど、国内のみならず世界においても品質の高さが認められています。

歴史ある蔵元で製造

国内外で注目度の高い山形県酒田市の酒蔵、楯の川酒造との共同開発で誕生した新しい日本酒『百光』。

誰もが美味しいという日本酒を造りたいという思いで製造を依頼した蔵元が、180年以上の歴史を持つ楯の川酒造であり、全国でも珍しい純米大吟醸のみを造り続けるという最高水準の技術をもつ蔵元です。

最高峰の質、価格の新しい日本酒が発売されるとSNSで話題となり、日本だけでなく世界の日本酒ファンからの注目が集まっていたようです。

また、酒ハンドレッドの商品すべて、最高峰の酒造技術を持つ異なる酒蔵と共同開発したオリジナルの日本酒であり、徹底した品質の追求に酒蔵やお客様との信頼関係の構築にも力を入れているのが分かりました。

酒ハンドレッド創業者である生駒氏が語っていた「人と人との豊かな関係を築いていきたい」という思いがとてと伝わってきます。

口コミは良い評価ばかり

酒ハンドレッドが提供している日本酒の口コミは、「価格に見合う美味しさがある」という投稿が多く、悪い評価はほとんどありませんでした。

『まずい』とのワードもありましたが、実際に飲んだ方の感想にはそういった投稿はなく、「日本酒としてはいまいちだった」という口コミは見られましたが、国内では美味しい日本酒が多く流通しているなかで、味の好みは分かれるかもしれません。

ただ、日本酒初心者や普段あまりお酒を飲まない方でも美味しいと感じる日本酒であると評価は高いので、大切な記念日などの贈り物として大変喜ばれる商品である事には間違いないと思います。

妥協しない姿勢

酒ハンドレッド創業者である生駒氏は、日本酒のブランドの成長を目指していく上でお客様と約束しているのは『品質に妥協しない』ということだと伝えており、「本当に良いと思う商品しか出さないという鉄の掟があり、わずかでも疑義が生まれたら絶対に売らないと決めている」と語っています。

その信念のもとで生まれた日本酒が世界的にも評価されたことが何よりも証拠ではないでしょうか。

また、社内教育にも徹底しており、4半期に一度は社員テストを行っているようで、ブランドの思想やあり方を中心に、経営者、社員、お客様が対等な位置に立てる関係性を築いていこうとする努力も見られ、落ち込んでいた日本酒市場を活性化させたいという意欲がとても感じられました。

酒ハンドレッドは胡散臭い?まとめ

テクノロジーの進化に伴い、情報が溢れる世の中で、人々の嗜好も多様化しマーケットの変化もこれまで以上に激しくなっています。

世代を越え愛されるブランドは世界中に存在する中で、日本酒という新たな市場にブランドを構築させるべく創業した酒ハンドレッド。ブランドの構築に必要な要素は、信頼や絆であると言われています。

『心を満たし、人生を彩る』ことをブランドバーパス(存在意義)として掲げ、妥協しない商品造りや事業戦略により徐々に日本酒ブランドの認知度は高まっているように感じます。

企業理念やブランド構築の価値観が明確であり、徹底した商品造りに妥協しない姿勢は、お客様から愛されるブランドとして大きく成長できるのではないでしょうか。

今後の日本酒市場の成長に、明るい未来を作り上げてほしいと思いました。